「Simplicity Studio」のインストール
急遽、Silicon Labs社のマイコンを使用することになり、その統合開発環境「Simplicity Studio」をインストールしました。
手順が多く結構ハマったので、その備忘録です。
まずは、インストーラーのダウンロードです。
以下のページにアクセスします。
このページを少し下にスクロールして行くと…
https://www.silabs.com/developer-tools/simplicity-studio
インストーラーへのリンクのバナーが並んでいます。
ここでは「Windows Installer >」のバナーをクリックします。
すると、ログインを促されます。
アカウントを作成するには「Create an Acount」の表示をクリックして諸々入力する必要があります。
面倒ですが、これは必須です。
アカウントを作成したら、いざログインです。
メールアドレスとパスワードを入力し「Login」ボタンをクリックします。
即座に保存場所を問われます。
ディレクトリを指定して「保存」ボタンをクリック!
ダウンロードが終了すると指定したディレクトリに「SimplicityStudio-5.iso」というファイルが生成されています。
これは「.exe」ではなくディスクイメージ「.iso」ですね。
「SimplicityStudio-5.iso」を右クリックして表示されたメニューから「マウント」をクリックします。
以下の警告が出たら「開く」ボタンをクリックです。
マウントが終了すると、新たにエクスプローラーが開きます。
これは、マウントされたディスクイメージの中身を表示しています。
この中から「setup.exe」をダブルクリックしてインストーラーを起動しましょう。
インストーラーが起動すると、まずはライセンスの確認と承諾です。
ラジオボタンを「I acept the terms of the license agreement」に設定し「Next >」ボタンをクリックしてください。
特別な事情がない限り、ここは「Next >」ボタンをクリック!
「Install」ボタンをクリックするとインストール作業が始まります。
インストール作業が始まりました。
ここまでは、スムーズに進みます。
問題はココ!!
インストール作業の後半で以下のスプラッシュスクリーンが表示されます。
でも、このプログレスバーが全く進まない!
まるでフリーズしたように物凄く長い時間待たされます。
明らかに異常と判断して、ここで、何度インストールを中断してしまったことか…。
エラーではありませんので、ここはグッと我慢して待っていてください。
以下の画面が表示されるとホットします。
ここでは、画面右上の「Log In」という表示をクリックします。
表示されたメニューの中から「Log In」をクリックしましょう。
すると、以下のダイアログが表示されますので、メールアドレスとパスワードを入力し「Login」ボタンをクリックします。
間髪入れずに以下のポップアップが表示されます。
今後の開発のために、お客さんの使用状況が知りたいのでユーザーデータを下さい!って言ってます。
ヤダ!という選択肢は無しか…。
ここは一旦「OK」ボタンをクリックです。
ココも問題!
以下のポップが表示されます。
先ほどのユーザーデータを収集しているのか何なのか分かりませんが、これのプログレスバーも待てど暮らせど全く進まない!
Silicon Labs社のサーバーが遅いのか、私の家のネットワークが悪いのか?
私は、ここでたまらず「Cancel」ボタンをクリックしてしまいましたが、インストールに支障はないようです。
義理堅い方は、終わるまで待っていてあげてください。
ふー…ようやく元の画面に戻りました。
ここでは、画面下部の「Accept all agreements」のチェックボックスにチェックを入れて(片方だけチェックすると両方チェックされます。)右下の「Done」ボタンをクリックします。
次に、以下の画面が表示されます。
まずは「Run demos on connected devices」という部分をクリックしましょう。
以下の画面に切り替わったら…。
このタイミングでターゲットボードをパソコンに接続しましょう。
私が使っているのは「Z-Wave 800 Pro キット」というものです。
高いです!
これをUSB経由でパソコンに接続すると、以下のようにインストーラーに認識されるはずです。
自分が接続したターゲットボードが正しく認識されたことを確認してから「Start」ボタンをクリックします。
次に「Install Developer Tools」という表示をクリックすると…
…以下の画面に戻ります。
次は真ん中の「Install by connecting device(s)」をクリックします。
ここでは、ツールチェーンやSDKなどをアップデート/インストールします。
アップデートを検索しているようですね。
ちょっと待ちましょう…。
以下の画面に切り替わったらアップデートやインストールが可能なソフトウェアが表示されます。
特に事情がなければ右下の「Update All」をクリックします。
アップデート作業が始まります。
デバッガーなどのデバイスドライバもアップデートされる場合があるため、途中で数回セキュリティ警告が出るかもしれません(いずれも「OK」で大丈夫です。)。
これも結構時間がかかります…。
アップデートが終わると、以下の表示となります。
「Restart」ボタンをクリックしてください。
その後、再び以下の画面が表示されます。
今度こそ最後か!?
右側の「Install by technology type...」をクリックです。
ここでは、Silicon Labs社のマイコンの特徴である無線関係のプロトコルスタックやライブラリをインストールします。
またまたアップデートの検索です。
以下の画面に切り替わったらインストールが可能なソフトウェアが表示されます。
「Select All」としても良いのでしょうが、今回はお目当ての「32-bit and Wireless MCUs」をチェックし、画面右下の「Next」ボタンをクリックしました。
以下の表示では、特に事情がない限り「Auto」を選択し。画面右下の「Next」ボタンをクリックします。
再びライセンスの確認と承諾です。
ここでも、画面下部の「Accept all agreements」のチェックボックスにチェックを入れて(片方だけチェックすると両方チェックされます。)右下の「Next」ボタンをクリックします。
インストール作業が開始されます。
これまたかなりの時間待たされます…。
ゆっくりお茶でも飲んでいた方が良いです。
インストール作業が終わると、以下の表示となります。
「Restart」ボタンをクリックしてください。
スプラッシュスクリーンの後、以下のようにEclipseベースの開発環境が立ち上がれば「Simplicity Studio」のインストールは完了です。
「Simplicity Studio」のインストールは、全体として待たされることが多く、安定性も今一つな印象です。
よほど時間のある時に実施しましょう!
さて、次は動作確認も兼ねてSilicon Labs社のSDKを使った簡単なプログラムを動かしてみましょうかね~。
<続く>